こんにちは。もん吉です。
今回は、ポートフォリオの分散についてです。
高配当株投資で安定した収益を確保するためには、単に高配当銘柄を選ぶだけでは不十分です。
ポートフォリオ全体をどのように構成し、リスクを分散させるかが重要です。
この記事では、ポートフォリオ全体を評価し、異なる業種に投資を分散させることで、安定した配当収入を得るための戦略について詳しく解説します。
どのぐらいの分散が必要なの?
ポートフォリオ全体の配当金に占める、1銘柄の配当金割合が2%程度。 1セクターの配当金割合が10%程度が理想です。
ポートフォリオ評価の重要性
高配当株投資の主な目的は、安定して配当金を得ることです。
そのため、個々の株ではなく、ポートフォリオ全体で評価することが重要です。
高配当株投資がうまくいっているかどうかは以下の2点で判断すべきです。
- ポートフォリオ全体で見て、安定して配当金を出し続けているか?
- ポートフォリオ全体で見て、株価が伸びているか?
全体で評価する重要性
投資の世界にはサイクルがあります。
特定の業界に偏った投資をすると、好況時には全てプラスになる一方、不況時には全てマイナスになる可能性が高いです。
例えばハイテク株ファンドは、伸びる時は大きく伸びますが、落ちる時も激しく落ちます。
異なる性格の企業を揃えると、株価のバラつきが発生し、ポートフォリオ全体の値動きを抑えることができます。
これは安定運用の観点から好ましいことです。
マイナスの銘柄を次々に損切りしてしまうと、分散の効果が弱くなります。
分散と安定したキャッシュフロー
高配当株投資の目的は、安定して配当金を得ることです。
どんな市場環境でも配当金が安定していれば、最も重要な目標である「安定したキャッシュフロー」は達成されます。
この前提で分散を徹底すると、ポートフォリオ内には株価が上がる企業と低迷する企業が含まれるのが当然です。
基本的な方針
個々の成績にこだわらず、ポートフォリオ全体で評価しましょう。
高クオリティの銘柄を選んでいれば、株価が低迷している銘柄も景気サイクルが回るうちに回復します。
罠銘柄の株価は下がり続けるだけですが、基本的に一度買った後はほとんど売らなくても大丈夫です。
以下の視点で高配当株ポートフォリオを管理し、安定した収益を目指しましょう
- 同じ業種の銘柄に投資する場合
-
- 同じ業種内の株式(例:A株とB株)に大量に投資すると、それらの価格は一緒に動く傾向があります。この同期性は、ポートフォリオ全体の価値の大きな変動を引き起こしやすくなります。
- 例えば、A株とB株が同時に下落した場合、ポートフォリオ全体が大きく下落します。
- 異なる業種の銘柄に投資する場合
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- 一方で、異なる業種の株式(例:A株とC株)に投資することで、このリスクを軽減できます。これらの株のパフォーマンスはあまり連動せず、同時に同じ方向に動くことはありません。
- A株の価値が下がっても、C株の価値が上がれば、ポートフォリオ全体の影響はバランスが取れ、変動が抑えられます。
ポートフォリオ全体の値動きを抑えられます
実際のシナリオ
分散投資の重要性を示すために、二つのシナリオを考えてみましょう。
- 銘柄:A株とB株
- 両方の株は同じ市場動向に従い、その価格は連動します。
- 結果:ポートフォリオ全体がより不安定になり、大きなプラスまたはマイナスの変動にさらされやすくなります。
- 銘柄:A株とC株
- 株は異なる市場行動を示し、その価格変動は連動しません。
- 結果:ポートフォリオ全体の変動が少なくなり、より安定した価値を維持します。
同じ業種ばかりだとヤバイね。
重要なポイント
A株の評価が下がっても、C株が上がっていれば、ポートフォリオ全体はバランスが取れています。
このアプローチは、高配当株投資における分散の重要性を強調してます。
異なる業種に投資を分散させることで、市場変動のリスクを最小限に抑え、安定した配当収入を得ることができます。
まとめ
安定した毎月の配当金を目指す場合、異なる業種にポートフォリオを分散させることが重要です。
この戦略により、リスクを減少させ、投資収益の安定性を維持できます。
個々の株の動きに固執せず、ポートフォリオ全体のパフォーマンスを評価することが大切です。
分散投資は、バランスの取れた強力な投資ポートフォリオを構築するための重要な手段です。
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